子どもと未来について話そう! わが子の将来が不安な親御さまに知っていただきたいこと

〝10~20年の内に49%の仕事がAIに奪われる?!〟
〝日本の子どもの3人に1人は夢がない?!〟
(今も宿題やらずにゲームばっかりしてるけど・・・うちの子、大丈夫かしら・・・?
将来についてちゃんと考えるのってもっと先・・・??今からできることって・・・)
今回は、小学生のお子さまを持つ親御さまの将来に対する漠然とした不安を、小学2年生の娘を持つ元進学塾塾長が親目線で考えていきたいと思います。

わが子たちが迎える第四次産業革命とは

目まぐるしく変化する現代。

しかしまだこれは変化の始まりに過ぎないと言われています。まず子どもたちが大人になって迎える本格的な第四次産業革命について考えてみましょう。

ご存知のように世界は、
第一次産業革命・・・18世紀半ば~19世紀の工業化。モノ作りがヒトの手から機械へ。

第二次産業革命・・・19世紀後半の技術革新。電力で消費財の大量生産が可能に。

第三次産業革命・・・20世紀半ば~後半のコンピュータの台頭。より効率的な生産へ。
と経済社会を進化させてきました。そしてこれからやって来ると言われているのが第四次産業革命です。

第四次産業革命・・・21世紀のIoTやAIによる製造業の革新。デジタルとの共存へ。

「今時の若いもんは・・・」というセリフが平安時代から使われていたように、いつの時代も若者が先導していきます。若者は変化や流行に敏感で柔軟性があるのです。しかし今、多くの識者が「第四次産業革命はこれまでの産業革命の中で最も大きな変化になる」と予測しています。

つまり、(私たちはついていけないけど、子どもならついていけるでしょ?)と楽観視していては手遅れになる可能性もあり得るのです。

第四次産業革命のキーワードをいくつか並べてみます。


IOT、AI、CPS、ビッグデータ、コンパクトシティ、スマートカー、ブロックチェーン、

ロボティクス、データサイエンス、スマートファクトリー、デジタルプラットフォーム、

エコシステム、3Dプリンター、AR、VR、バイオテクノロジー、メタバース、NFT・・・

いかがでしょうか?DX関連のお仕事をされている方ならまだしも、新しい時代を正しい知識とともに予測し、子どもに伝えていける大人はかなり少ないはずです。

「未来ってどうなるんだろうね?!」と受け身になるのではなく、

「未来を予測しながら準備していこっ!」と前のめりな姿勢が今の保護者には必要です。
都会の背景に産業革命をイメージした光の上にデジタルアイコンが並ぶ。その下に本を見ながら未来を夢見る子どもたち4人が座っている。

夢(=長期目標)がないことのリスク

第四次産業革命では、今ある仕事の半分がAIによって消滅する、と言われています。

日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に (nri.com)
これは産業革命時には当たり前の現象で、第一次産業革命時にも仕事を奪われた労働者たちが中心となり、「機械打ちこわし運動」が起きています。

歴史から学ぶなら、

●わが子がAIに奪われない仕事に就けるようにする
しかありません。
これまでの「いい高校⇒いい大学⇒いい会社」という単純なルートは通用しないからこそ、親世代とはちがう新しい教育が必要と言われています。
 

これからの世代を担う子どもたちには、自分たちの時代とは異なる教育が必要だと感じるか、というリサーチデータ。9割が必要と回突。

ではAIに奪われない仕事とはなんでしょうか。

 

業種別に分析なども進んでいますが、そうではなく、「好きなこと」で生きていって欲しいのが親心。

 

実は私も大賛成で、ここが一番のポイントだと考えています。

そう、好きなことをトコトン追求すればいいのです。

 

【仕事の価値=ニーズ×希少性】

 

いつの時代も成り立つ法則。

仕事の価値というのは、求める人がたくさんいること(ニーズ)に対して、提供できる人が自分を含めて少ないこと(希少性)で最大化します。

 

AIについても弱点は専門性と創造性と言われているため、好きなことをとことん追求することで得られる専門性や、好きなことだからこそ湧いてくる創造性こそが、第四次産業革命での新・勝利の方程式というわけです。

 

なるべく早く好きなことを見つけ、夢(=長期目標)を育て、学校の勉強とは他に時間をかけて調べていく、専門性や創造性を高めていくことが大切、というわけですね。

 

しかし、日本の子どもたちは夢がないのが現実です。

 

                              SPRIX基礎学力研究所2021
 

これからの時代を考えた時、これはとてつもなく大きなリスクになると私は考えています。

好きなことや夢(=長期目標)を見つけるのが遅くなればなるほど、専門性や創造性の獲得に差が出てしまうからです。

子どもにとっての未来とは?将来に向けてどう接するべきか?


 

通信制高校ナビが12~18歳の子どもを持つ親にとったアンケートでは、
●社会で自立して欲しい

●やりたいことを見つけてほしい
がワンツーとなっています。
このアンケートが示すように、親は【やりたいことを見つけての自立】を期待しています。

では、その理想を叶えるべく、将来に向けてどう子どもと接したらよいでしょうか。

2つポイントを紹介します。

①自然と将来の話が多くなる環境にする

「これより第一回将来についての家族会議を執り行う!」

これでは子どもが委縮するだけ。大切なのは、自然と子どもの目線が将来に向く環境づくりです。学校と家の往復が基本の子どもたちを様々な場所に連れていくだけでも大きく違います。パパやママの職場、人気の工場見学、お仕事体験イベント、科学館に博物館、国内や海外への旅行など。子どもたちの視野が広がるようにするだけで、子どもの目は勝手に輝きだすものです。

②子どもの考えを尊重し支援する

「警察官になりたい!」「パンケーキ屋さんになりたい!」

子どもの夢はたくさんあっていいと思います。なぜそう思ったのか、どんな大人になりたいのか、つっこんでたくさん聞いてあげましょう。そして、「すごいね!」「頑張ろうね!」とその考えを尊重・支援してあげてください。なりたい姿(=長期目標)を見つけ、それを応援してくれる人がいることで、子どもの社会性や自己肯定感は育っていきます。くれぐれも他の人との比較や親の理想を押し付けることのないようにしましょう。
父母姉弟の4人家族が川の字に寝転がり家族の会話を楽しむ様子

海外の未来型教育をご紹介

海外の子たちはどうしているのでしょう?

実は第四次産業革命に備え、ちゃんと準備をしています。

それが早期キャリア教育です。

仕事への理解を通して、夢や憧れを育て、学ぶ力に変える。

そんな海外の教育をいくつか紹介します。
 

【キャリアデイ/アメリカ】

アメリカの小中学校で行われる人気のイベント。

保護者に自分の仕事をプレゼンしてもらう。

気合いの入った親は、何枚ものスライドや映像を準備し、仕事への情熱を語る。

子どもたちの間では、どの仕事がクールだったか話題になるため、親も力が入る。

https://www.army.mil/article/256944/meadows_elementary_career_day_highlights_military_careers

 

【ミーアンドマイシティ/フィンランド】

子どもの幸福度No.1、学力No.1にも輝いたことのあるフィンランドのキャリア教育。

仮想都市のなかで、子どもたちは好きな職業を選び、よき市民や社会にについて考える。

その内容はかなり本格的で、準備には数か月かけることも。

小学校の選択授業として行われるが半数以上の子たちが選択する。

https://www.jiji.com/news/handmade/special/feature/v4/photos/201807fin/201807fin-0401.jpg

 

【デュアルシステム/ドイツ】

職人の国のイメージが強いドイツの早期キャリア教育システム。

なんと日本の小学4年生に当たる9~10歳で総合職の道か専門職の道かを選ぶ。

そのため低学年の内から様々な職業や、仕事観、人生観を考えるプログラムが充実している。なお、ドイツは国民一人当たりの労働生産性が高いことで知られる。

https://i0.wp.com/www.german-way.com/wp-content/uploads/2019/10/1200px-BMS-Unterricht.jpg?ssl=1


他にも来るべき新しい時代~第四次産業革命~に備えて、様々な教育が世界では始まっています。

日本にいながらできるキャリア教育

一方、私たちの日本では残念ながらキャリア教育が遅れています。

特に小学生の内から始める早期キャリア教育は、他の教育先進国と比べてもまだまだです。

 

第四次産業革命に備えるための「好きを早めに見つけ、専門性や創造性を高めていく」ためには、ご家庭ごとに早期キャリア教育の環境を整えるしかありません。

 

私たちが提供しているDreamdrivenもその一つです。
DreamDrivenは、

・週に1回45分

・送迎不要で自宅にいながら

・2年で100のシゴトが学べる

・最先端オンラインスクール

です。
医者や弁護士、声優に農家、ホワイトハッカーまで・・・。

毎週1つのシゴトを、最高にオモシロく、最高にカッコよく、届けます。

〝うちの子が将来について話すようになった!〟

多くの保護者さまにご支持を頂いています。
夢を学ぶ原動力に。
いまなら無料体験を実施しています。この機会にぜひお試しください。

https://www.dream-driven.jp/
パパママ、小学生のころシゴトを何個知ってた?

 

この記事を書いた人

代表取締役社長

鹿嶌將博(かしままさひろ)

1975年、愛知県名古屋市生まれ
株式会社ミライメイク 代表取締役社長
NPO次世代キャリア教育プロジェクト理事


【ドリドリプロデュ―サー鹿嶌とは】
2017年、イエナプランをはじめとしたオルタナティブ教育を学ぶためオランダへ。
世界一幸せな国オランダの子どもたちとその教育に触れ、日本の子どもたちのために挑戦を始める。
同年にモンテッソーリ教育をベースにした企業主導型保育園を設立。運営していた進学塾ではチームで学ぶスタイルの導入。2020年に2園目となる認可保育園を設立。そして2022年、小学生向けオンラインキャリア教育「ドリームドリブン」を始動。〝夢があるから頑張れる〟そんな子を日本にも増やしたいと、長年培った教育現場での指導技術を活かし、2年間で100のシゴトが楽しく学べるコンテンツを創りあげる。翌2023年には塾や学童へのtoB事業も開始。
ドリームドリブンのHP
https://www.dream-driven.jp/


【愛娘のパパとしての顔】
7歳の娘みーたんをこよなく愛する自他ともに認める親バカ。 Facebookには、ドリドリの投稿が半分、みーたんへの溺愛ぶりが半分となっている。 最近は「算数が得意になりたい!」みーたんと100マス計算に勤しんでいる。

Q&A

A.
01

いい偏差値、いい大学、という古い価値観を捨てるところからです。
第四次産業革命で仕事を奪われる側にならぬよう、偏差値では測れないソフトスキルや専門性・創造性を高めていきましょう。

A.
02

子どもの好きを見つけることです。そして、その好きを夢(=長期目標)に育てることです。これらは教育先進国では早期キャリア教育として進められています。

A.
03

Dreamdrivenをおすすめします!週に1回45分、送迎不要で自宅にいながら2年で100のシゴトが学べる最先端オンラインスクールです。一緒に子どもの好きや夢を育てていきましょう!

A.
04

肩ひじ張らず自然と将来の話が多くなる環境が理想です。将来に対する希望は、子どもの自己肯定感や自己実現能力と密接に関わってきます。一緒にワクワクできるといいですね。

A.
05

かなり遅れています。子どもの夢や創造性を高めるためにも、学校外でキャリア教育を取り入れる必要があります。

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